いよいよ漁業体験が始まりました。朝は3時30分に起床し、眠い目をこすりながらも、港に迎います。朝日も昇る前から船に乗り込み、いざ漁へ!
夜明け前の出港
初日の漁は、カニ網漁。久之浜漁港から20分程船を走らせ海原に。波も穏やかななか、網にかかったワタリガニを網から外す作業を行いました。ごつごつとした甲羅から網を外す作業は時間がかかり、1匹外すだけでも一苦労。慣れている漁師さんに教わりながら、網から外していきました。他にも、コモンカスベやイシモチ等も網にかかっていたので、普段は見ることができない魚にも触れることができました。
船上での作業を終え、漁港へ帰港。戻ったら使用した網の手入れ作業を行いました。
他の船の船長さんも、高校生の様子が気になって集まってきました。
絡まった網をみんなで紐解きながら、漁師さんたちと何気ない会話をしつつ、徐々に交流が深まっていきました。
その後、いわき市漁協の新妻専務より市場において、入札の仕方や設備の説明等、レクチャーを受けました。
「毎朝、水揚げされる魚は市場にある生簀に入れて、入札の際に生簀から出して並べて競りを行うんだ。この時期は、底曳船が禁漁期で休みのため、刺し網船でヒラメやスズキ、ホウボウが活魚であがるから、明日は、実際に入札も体験もしてみましょう。」と、話がありました。
午後からは、「鮮魚店 はま水」にて、加工体験をおこないました。今回は、中央市場から仕入れたイワシのみりん干しづくりに挑戦しました!覚束ない包丁さばきでしたが、ゆっくり丁寧に行うことで、イワシを開くことができました。
初日は、早朝からの漁と午後からの加工体験で二人とも疲れた様子。
明日の起床も3時ということで、今日は早めに作業を切り上げて休息をとりました。