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いわき市の水産業について いわき市の水産業について

いわきの水産業って、どんな状況なの?

東日本大震災、そして東京電力福島第一原子力発電所の事故により、いわき市の漁業は大変厳しい状況が続いています。震災により漁港や魚市場、関連施設、船舶は多大な被害を受けました。また、原発事故の影響が少なかった沖合漁業は、震災後すぐに通常の操業を再開しましたが、風評などの影響により、水揚げが震災前の水準まで回復して状況です。また、沿岸漁業は、震災前と同じように漁業が出来ない状況が続いています。しかしながら、平成27年3月には、衛生管理を強化した新しい小名浜魚市場や、超低温で保管可能な冷凍冷蔵施設などが完成し、一歩一歩復興に向け前進中です。震災から6年が過ぎ、まだまだ復興には時間がかかりますが、震災前より活気とにぎわいのある水産業を目指して、さまざまな取り組みを行っています。

震災前のいわきの漁業ってどんな特色があったの?

いわき沖は、親潮(寒流)と黒潮(暖流)が交わる「潮目の海」とも呼ばれ、様々な魚がとれる絶好の漁場として知られています。震災前のいわき市では、カツオやサンマなどを獲る「沖合漁業」とヒラメやカレイ類などを獲る「沿岸漁業」が盛んで、なかでもカツオとサンマの水揚げは特に多く、この2魚種を合わせると水揚量の半分を占めていました。また、下の表に見られるように、四季を通じて多くの水産物が水揚げされていたのが、いわきの漁業の特徴でした。

「沿岸漁業」と「沖合漁業」ってどう違うの?

沿岸漁業は、常磐ものの代表格ヒラメをはじめ、カレイ類、タコ類などの沿岸性の魚介類を獲る漁業で、ほとんどが個人経営の漁師さんが漁を担っています。いわきでは、底ひき網漁をはじめ、さし網漁、船ひき漁、貝けた網漁(ホッキガイを獲ります)、採鮑(潜ってウニ・アワビを獲ります)などが行われています。陸から50kmぐらいまでの海域で、沖合漁業の船に比べると小さな船を使って漁をしています。

  • ●底引き網漁
    メヒカリ・カレイ・ヒラメ・タコ・イカ・カニなどをとります。大きな袋網で海底を引っ張り、海底近くにいる魚などをとる漁法です。
  • ●さし網漁
    サケ・シラウオ・カニなどをとります。細い糸でできた網を海中に固定して、魚が網にささったり、絡まったりしたものをとります。
  • ●船ひき網漁
    シラス・コウナゴなどをとります。袋網で海の表層〜中層を引っぱって魚をとります。
  • ●はえなわ漁
    マダラ・タラなどをとります。えさの付いた釣り針を何本もつないで海に入れ魚を釣ります。
  • ●かご漁
    カニ・タコなどをとります。ロープにつけたかごにえさを入れて海底に沈めてタコやカニをさそい入れてとります。
  • ●貝けた網漁
    ホッキガイなどをとります。大きな「熊手」のような漁具で海底を掘り起こして砂の中にいる貝をとります。
  • ●採鮑(もぐってとる漁法)
    アワビ・ウニなどをとります。漁師さんが海に潜り、岩かげにいるアワビやウニを探してとります。

また沖合漁業は回遊性の魚を獲る漁業で、会社経営の漁船が漁を行っています。いわきではカツオ・サバ・イワシなどを獲る「まき網漁」、サンマを獲る「棒受け網漁」が行われています。沿岸漁業よりも船体は大きく、はるか遠くまで行って漁をしています。

  • ●まき網漁
    イワシ・サバ・カツオ・マグロなどをとります。魚の群れをさがし出すと、群れをぐるりと網で囲み、網の底からしぼりあげます。魚をとる「網船」の他に魚群を探す「探索船」、とった魚を運ぶ「運搬船」で船団を組んで探索します。
  • ●棒受け網漁
    サンマをとります。夜に、光に集まるサンマの習性を利用した漁法です。サンマの群れを見つけると、船の片側の集魚灯で魚を集め、反対側にふろしきのような網を出します。集魚灯を消すと同時に網のある側の灯りをつけ、魚を網の中にさそいます。

沿岸漁業の今の状況は

原発事故後、福島県沿岸の一部の水産物から基準値を超える放射性物質が検出され、安全性が確認できないことから、沿岸漁業においては、漁業者自らの判断により操業の自粛を決定しました。震災から6年が経過した現在も、操業自粛を余儀なくされていますが、県の水産物環境放射線モニタリング検査で安全性が確認された魚種を対象に、平成25年10月から試験操業を行っています。開始当初は16種だった対象種も、平成29年9月現在で165種まで拡大しています。

試験操業ってなぁ~に?

試験操業は、安全な魚種に限定し、小規模な操業と販売を試験的に行い、出荷先での評価を調査して、福島県の漁業再開に向けた基礎データを得るために行っているものです。また、試験操業で漁獲された魚介類の流通販売を通して、流通業者や消費者の皆様に、福島県の魚介類の安全性をPRし、風評払拭に努めています。

沿岸漁業における水揚量の推移

沖合漁業の今の状況は

沖合漁業で水揚げされるカツオやサンマ、サバなどの回遊性魚種は、福島県の沿岸海域で漁獲されたものではありませんが、水揚された港が「福島県」「いわき市」であるだけで、今でも市場関係者や消費者から敬遠されている面がみられます。このようなことから、回遊性の魚に対しても、放射性物質スクリーニング検査を行い、安全性を確認してから出荷しています。

水揚げされた魚介類は、ほんとうに安全なの?

福島県では、平成23年4月以降、魚介類の放射性物質濃度についてモニタリング検査を実施し、4万6千件を超える検査結果から、放射性物質の濃度が低い種類、あるいは事故直後は高かったものでも時間の経過とともに明らかに低下している種類が分かってきました。そのような中から、安定的に数値が低く、ほとんどが不検出となっているものを試験操業の対象種としています。いわき沖では、試験操業が平成25年10月18日から、16種を対象に開始され、その後、安全性を確保しながら、魚種、漁法、漁場を順次拡大し、平成29年9月1日現在では、165種の魚介類を対象に行われています。いわきで水揚げされた魚介類は、出荷する際に魚種ごとに検査を行い、安全性を確認しています。なお、モニタリング検査及び出荷時の検査で、平成27年4月以降、国の基準を超えるものは、一つも出ていません。

  • 県のモニタリング検査結果について
  • 出荷時の検査結果について
  • 出荷制限指示を受けている魚種について

※平成29年9月現在、国の出荷制限指示を受けている魚種が10種ありますが、これは今も高い放射性物質が検出されているわけではなく、魚の採取が少なく出荷制限解除するための十分な検査結果が得られていないためです。

各種リンク

いわき市http://www.city.iwaki.lg.jp/www/index.html
魅力アップ!いわき情報局http://misemasu-iwaki.jp/
(一社)いわき観光まちづくりビューローhttp://kankou-iwaki.or.jp/
いわき市漁業協同組合http://fsiwakigyokyo.jf-net.ne.jp/
福島県漁業協同組合連合会 http://www.fsgyoren.jf-net.ne.jp/
福島県https://www.pref.fukushima.lg.jp/
福島県水産試験場https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/37380a/
アクアマリンふくしまhttp://www.aquamarine.or.jp/index.html

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