昨年9月に、震災から8年半振りに久之浜魚市場が再開した『久之浜』に、今年2月に魚屋『はま水（はますい）』がオープンします。
 
 いわき市の最北の港町久之浜ですが、震災後に鮮魚店や水産加工屋の多くが廃業してしまい、魚屋が町からなくなってしまいました。以前は、海で遊んだり、近所の方から、「大漁に釣れたから」と、新鮮なお魚のおすそ分けがあったりと、海が身近にあったはずなのに現在は遠ざかっています。
 そこで、久之浜で漁師さんをしている“遠藤さん”や漁師を増やし漁業の魅力を伝える活動をしている“榊さん”などが所属する『合同会社はまから』が、地域の子どもたちが、身近ではなくなってしまった海やお魚との距離を縮め、今まで以上に海と人が豊かな関係性を築けることを目指して、漁師と地元のひとが集い、お互いの想いを伝えあいながら売場を作っていく「みんなのお魚屋さん“おさかなひろば『はま水』”」をつくります！
 
 「おさかなひろば はま水」には、「魚の加工・直売スペース」と「シェアスペース」の2種類のスペースがあり、これがひとつの空間にあることで、魚の流通を盛んにし、雇用や消費を生み出していくことはもちろん、海とのつながりを感じながら、それぞれの想いがカタチになって生まれていく場所にしていきます 。
 
 現在、(合)はまからは、子供達に海のドラマを伝えたい！“みんなの魚屋”建設プロジェクトとして、『はま水』の開業に向け、クラウドファンディングで資金を集っています。
 「はま水」の利用イメージ図のほか、“榊さん”が、なぜ漁業に興味を持ったのかなども書いていますので、ぜひプロジェクトページもご覧ください。